ラジオ体操と言えば、子供の頃、
紐を通したスタンプシートを首から下げ、
夏休みの早朝から、近くの公園などで体操を行なっていた憶えがある。
そして体操が済むと、そのシートに判を押印してもらって帰る。
そんなイメージ。
実際は年中放送しており、今でも会社や工場などで、
ラジオ体操を行なっているところは減少傾向にある。
このラジオ体操、日本では、当時の逓信省が
簡易保険制度(いわゆる、かんぽ)を始めたことが、
きっかけになったようだ。
まず、この簡保の創設は、大正5年(1916年) 。
時あたかも、日清、日露と続く戦争の時代。
夫を失って路頭に迷うことになるという
”不幸神話”を宣伝材料として契約者の数を増やしていったようだ。
実際のところ、戦死というより、
病死などで加入者の死亡率が高かったという。
死亡率が高いというのは、保険業界としては痛手。
健康増進の手本となったのが、
アメリカのメトロポリタン生命保険会社がやっていた
ラジオ体操。
「この体操をすれば、寿命が延びる」と宣伝。
効果の方は、いざ知らず。
こんなラジオ体操を捨て置く「手」はないとして、
日本に導入したのが始まりらしい。
本家本元のアメリカでは、立ち消えになっているが
日本は健在。
昨年の実績として、郵政5社のうち、
簡易保険を引き継いだ新会社の「かんぽ生命」は、
死亡が増え生命保険の支払いが嵩(かさ)んでいるという。
そうならば、今一度、
ラジオ体操をメジャーなところまで復活させてはいかが。
高齢者の寿命が、さらに延びるかも?